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【 初めてこのページをごらんになった方へ 】
2007年1月16日〜1月22日 月光荘画室5にて 羊毛フェルト人形による展示「イーハトーブの人形たち」を開催しました。
出展者は羊毛倉庫とpoppetの初めての2人展であり、構想から半年以上を費やした2人の成果でもありました。
奇しくも画室5は1月一杯をもってその幕を閉じます。
ここはそんな、思い出のひと綴じです。
【 一緒にやろう、銀座で。宮沢賢治を! 】・・・きっかけ
いつか一緒にギャラリーで展示しようよ。 そういう言葉がどちらから先に出たかは、よくわかりません。
私(羊毛倉庫)が最初に提案したテーマも賢治ではありませんでした。
でも、2人一緒ならば思い切って銀座で!
一度は必ず通るであろう童話の道ならば、いっそのこと賢治で!
そして空きがあるならば老舗の月光荘で!
そんな気持ちで不慣れな銀座へと何度も足を運んだのです。
【 画室5しか空いていません 】・・・がらんとしたその空間
月光荘は日本に昔からある、オリジナルの画材を提供するお店。ホルンのシンボルマークが可愛くも素敵な老舗です。
ギャラリーのスケジュールを尋ねに行ったものの、予定があいていたのは8月と1月の1週間ずつだけでした。
激しい雨が降る中、仕事中のpoppetさんに電話を何度もして1月に画室5の予約をしました。
そして後ほど2人で画室を訪れて、その部屋の大きさに愕然としてしまうのです。
古いビルの1室ではあるけれど、天井も高く大きなソファセットが悠然と置ける空間。
それに対して自分たちの人形は、あまりにも小さいのに・・・
人形を置けるような什器もまったく無かったので、さらに頭を痛めることになりました。
【 何をどう作ればいいんだよ、賢さん 】・・・そのテーマの3重苦
賢治というテーマは、当初ウキウキするような気持ちで決めたはずでした。
が、そんな気楽な雰囲気はすぐに打ち消されてしまいます。
童話と一口に言っても、あまりにも賢治の残したお話はたくさん存在して、どの一小節もお人形を作るには充分な価値がありました。
さらに言うならば、現実には表しきれない美しい言葉を、どう解釈して・どこまで見せればいいのか決断するのに
たいへんな時間がかかってしまいました。
そして、一番心にひっかかっていたのが・・・
誰の中にもある賢治童話への愛着を壊してしまう→この展示の失敗を意味することです。
これはとても大きな難関でした。
【 見る人が楽しめるということ 】・・・2人で、できるだけのことを
ギャラリーのお金を払って、作品を作って、人に見てもらう。
自分たちがやるからには、それだけではない何かがもっと、欲しい。「来て良かった」「楽しかった」と思ってもらえたら…
楽しいことを考えるのが大好きなpoppetさんが、いろんなことを提案してくれました。
次から次へと出てくるアイデアに興奮して、2人で盛り上がった日だまりの中。
2人に足りないのは、時間だけだったのです。
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